すでに見えている未来について自分はどうすべきか。
あぁ、もう絶対にこうなるな。
そういうシーンを時々異業種で先を行っているところで見ることがあります。
単純に保険業界は進みが圧倒的に遅いのですが、他業界から多くを学び、自社に活かすことで活路を見いだすことができるのでTime Machine経営が一番効きそうというのもこのドメインで戦っていて面白いところ。
さて、そこで隣接する金融業界はどういうことが起きているのか、また保険営業の現場はどうなりそうなのか、を改めて考えさせられることがいくつかあったのでまとめておきます。
GSが日本におけるコンシューマー分野に参入とメディアが報じました。
しかしこれはUSではすでにとても有名な話です。
すでに起こった未来はUSではありました。それが時を遅くして日本に入ってきただけの話です。
当然日本の銀行の首脳陣も知っていたはずですし、十分対応できる時間もあったはずです。
ゴールドマンサックスは現在の事業のポートフォリオを大幅に変えてきており、ドラスティックな社内改革を進めているようです。
ちなみに私はニューヨーク証券取引所を幸運にも訪問する機会があり、かつそこの現場も見ることがありました。
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当時は数百人規模で取引所にいたらしいのですが今やこの規模(2017年4月)
最近は日本でもロボアドが定着してきましたが、USのロボアド業界はその次のフェーズになっているようです。
bettermentは対面営業を強めていますし
チャールズシュワブは悪い手数料をなくし顧客からの信頼を得ながら成長していますし
エドワードジョーンズは全米で信頼を得た人を味方に継続成長しています。
https://www.edwardjones.com/index.html
日本においてはようやくIFAのモデルが複数に出てきていますがまだまだ数が足りませんし、その事業の継続性においてはかなり疑問があります。
ここについて日本における次なる金融保険流通の次の一手がどうあるべきなのかを実行に移せるように、すでに見えている未来と、今実行できることから将来どうつなぎ合わせるのか、をやり抜くことが経営者としての腕の見せ所かと思っています。